用途に見合ったものを選ぶことが重要
CADを選ぶときに重要視したいのは、導入目的を明確にすることです。建築関連で働いているなら建築用の物を選ぶべきですし、機械用として使う場合は機械用の物を選ぶことで業務をスムーズに遂行することができます。なお、水道工事用など工事専門の物も存在しているので、自社の業務に見合った用途の物を導入することが良い結果につながるでしょう。また、システムCADと呼ばれるものもあります。2次元の平面図から3Dパースまでを作成できるソフトで、専用のシステムCADを使えば気軽に作業を簡略化できるため、導入するときの参考にしてください。一戸建てだけでなく、大型のビルディングなどを建築するCADなども存在しているので、建築関係で導入する場合には、一戸建てか大型集合住宅用なのかを確認してから導入することが作業の簡略化につながります。
クラウドにするかライセンスにするか
導入するときの予算についても検討してください。永久ライセンスを手に入れられる有償版を利用するのか、月額性のサブスクリプションを利用するのかで予算は大幅に異なります。PCごとに導入するのか、自社全体で利用可能なものを利用するのかについても、検討することが必要です。予算に応じて利用可能な範囲は異なるため、利用するPCを限定して導入する場合と、社内全体で共有できるソフトにするのかを検討し、最適なものを選択することが必要です。クラウド型のほうが作業を効率化することができるため利便性は高いですが、その分の予算について複数プランを検討してから導入することが、作業面だけではなく予算の面においても納得できる結果につながるでしょう。
電気CADというのは、電気設備の工事に必要な設計図の作成をサポートしてくれるシステムのことです。その利用により、従来の電気設計の工数を大幅に減らせます。